【ソナチネアルバム1】の校訂版の楽譜と昔の楽譜との比較

この記事はこんな方に向けて書いています♪

〇ソナチネの楽譜を買おうとしている

〇ソナチネの普通の楽譜と校訂版の楽譜の違いを知りたい

目次
①ソナチネについて
②昔使っていた全音版のソナチネアルバムと校訂版との違い
③ソナチネ校訂版の特徴

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ソナチネとは

あまり専門的なことは分からないのですが、ソナチネはソナタよりは小規模で、2~3楽章から出来た形式の曲のことかなと考えます。

ソナチネアルバムは、ピアノを習ってきた多くの人が取り組んだことのある教則本だと思います。

でも、ソナチネアルバムと一様に言っても、実に様々な出版社から出されていて、中身も少しずつ違ったりします。

私が昔、使用していたのはこちらの本です。

今、娘もソナチネを弾いていますが、やはり子どもからしたら、題名にブルグミュラーのような分かりやすいイメージがないので、弾いていてもあまり面白くないと感じるようです。

指の練習曲のイメージの強いツェルニーよりは曲らしいと思うけど、やはりソナチネはクラシックなので、子ども受けが良いとは言えないのかもしれません。

でも、ピアノを弾く上での基本的なことがたくさん詰まっているので、先生が指導に取り入れてくださいました。

昔使っていた全音版のソナチネアルバムと校訂版との違い

そこで先生が、是非、ソナチネの教則本は、全音楽譜出版社のソナチネアルバム第1巻初版及び初期楽譜に基づく校訂版を購入してほしいとのことだったので、それを購入しました。

こちらの楽譜です。

値段は普通のソナチネアルバムの倍くらいしますが、こちらがおすすめというお話でした。

左が今回購入したソナチネ、右が昔私が使用していたソナチネです。

同じ全音版なので、見た目は良く似ていますね。

当時の値段です(笑)

さて、今回購入した、今井顕さんによる校訂版の楽譜ですが、

このように楽譜に、提示部や第1主題、展開部、再現部などが明記されています。これはとても分かりやすくていいなと思いました。

昔の楽譜と比べてみても、行間にゆとりがあり、譜読みしやすい感じがします。

実際、とある1ページ中に書かれている五線の数が、昔のソナチネは7行なのに対し、校訂版は6行で、ゆったりと書かれています。

そもそも、音符で埋め尽くされた真っ黒い楽譜を読むのは、それだけで気分が下がってしまいそうになるので、校訂版だとその心配が薄れそうです。

ただ、その分、ページをまたいだりします。

普通のソナチネだと2ページで第一楽章が全て終わるのに対して、

校訂版だと、終止線が次のページになる場合もあります。

指番号も、異なる表記が多々あります。

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ソナチネ校訂版の特徴

こちらの楽譜の特徴として、楽譜の後ろのページに、それぞれの曲の注解と演奏の手引きが載っています。

例えば、何小節から何小節までの左手はこのように弾きましょうといった詳しい説明や、右手の演奏はこの音をこのように弾くとコントロールしやすいですよといった具体的な技術のアドバイスなども事細かに書いてあります。

また、作曲家について書かれたページもあり、時代背景を意識することもできます。

さらに、トリルの弾き方の説明ページ、楽語一覧も載っているので、弾いていて分からないことがあれば、その場ですぐに調べることができます。

このように詳しい解説が満載なので、とても便利な楽譜だと個人的には思いました。

自分(又はお子様)に合った楽譜に出会えたらいいですね。

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